ティリリティッティッティッティリ〜〜〜〜〜〜

 

子○「さあ、今年もやってきました。

   その年一番輝いた女優さんに捧げられる

   日本エンジェリックビュティー賞、受賞式。

   司会は私、子○武人と・・・」

 

宮○「私、宮○優子でお送りしまっす!!」

 

子○「いや〜相変わらず、みや○ー今日もハイですね〜。」

 

宮○「え〜時間がないのでとりあえず流して中継会場のほうに  

   放送を渡したいと思います。」

 

子○「ちょっと、ちょっと!」

 

宮○「冗談ですよ〜。私、ハイですかね?

   それより子○さんのほうがいつもとテンション違いません?」

 

子○「そ・・・それは・・・その・・・・作者があんまり・・

   僕の事知らないからで・・・・」

 

宮○「え?なんですって? まあ、いいや。とにかく会場の方に渡しちゃいましょう。

   会場の那○さ〜ん?」

 

那○「・・・・・・」

 

宮○「那○さん? 通じてますか〜?」

 

那○「・・・・・・ハ、はい。 こちら那○です〜。

   いや〜凄いですよ〜こっちにはそうそうたるメンバ〜が集まっています。

   あっヒロノブさんだっ! 後でサインもらいに行こうっと。」

 

子○「めぐみちゃ〜ん、ちゃんと仕事してね〜。」

 

宮○「こら〜めぐみぃ〜! 仕事中なに言ってんねん。もらうんなら、

   ちゃんと私の分ももらってきなさいよ〜・笑」

 

子○「ちょっと、みや○〜までなにいってるの。」

 

宮○「いいじゃんいいじゃん。」

 

子○「まったくもう・・・・」

 

宮○「(無視しつつ)めぐみちゃ〜ん。そっちはどうなってるのっかな?」

 

那○「はいは〜い。 こちらはですねぇ、先ほどから審査員の方達が

   最終審議を終え、今から発表に移ろう、というところです。」

 

子○「いや〜ちょうどいいタイミングですね〜。」

 

宮○「まあ、そうなるように合わせてるんだから当然なんですけどね〜。」

 

子○「ちょっと、みや○ー!」

 

宮○「(また無視しつつ)ところでめぐみちゃん?」

 

那○「ハイハイ?」

 

宮○「誰が今年のエンジェルに選ばれるか予想してみてください。」

 

那○「え〜っと、そうですねえ・・・」

 

宮○「またまたもったいぶってぇ! もうちゃんと考えてあるんでしょ?」

 

那○「そのとおりです〜。じゃあ、めぐもぐ予想、いっきま〜す。

   え〜っと、私はですねえ、一着が4番メッ○○ンオー、

   2着が8番トラノ○ナ、3着が2番メロンブ○○ス

   だと思います。一番人気は5番ゲー・・・・。」

 

子○「ちょっと、めぐみちゃん、競馬じゃないって。

   エンジェルの予想ですよ〜?」

 

宮○「なるほど・・・4--2か・・・」

 

那○「すっ、すいませ〜ん。つい。今週末だったもので。

   で、エンジェルですが私は飯○雅弓さんが選ばれるんじゃ

   ないかな〜と思いま〜す。」

 

宮○「ああ、雅弓さんですか〜。ありえますね〜。」

 

子○「飯○さん、かわいいですからねえ。」

 

那○「あっ! 審査員が立ち上がりました。発表があるようです。」

 

審査員・水木○郎「それでは、発表します。栄えある今年のエンジェリック

         ビュティー賞に選ばれたのは・・・・・・・」

 

ダララララララララララララララララ   ヂャヂャン!

 

審査員・水木○郎「内山榎奈さんです!」

 

那○「え、え〜と、内山、内山榎奈さんに決定したそうです。」

 

子○「いや〜めぐみちゃん、予想ハズレちゃいましたね〜。」

 

宮○「いや〜、まさかここでネタ崩しにくるとは思いませんでしたね〜。」

 

子○「ちょっと、みや○ー!!」

 

宮○「じゃあ、とりあえず会場の那○さんに内山榎奈さんについて、

   聞いてみましょう。那○さ〜ん。」

 

那○「はいはい、那○です。内山さんについて少しレポートしてみたいと思います。

   

   内山榎那

   

   年齢     :19コブ

   性別     :女

   所属     :青三

   属性     :梅コブ茶

   身長     :175コブ

   B      :87コブ

   W      :62コブ

   H      :80コブ

   趣味     :梅コブ茶

   オフの過ごし方:梅コブ茶

   好みの男性  :梅コブ茶が好きな人

 

   だそうです。なんか、楽しそうなかんじのかたですねえ。

   え〜内山さんは今年だけで、「友へ チンド」「ポンポン」

   「ボッチャンズ11」「波平の家」など、6本の映画に出演し、

   CMクイーンにもなり、現在でも人気急上昇中、ということだそうですよ。

   特に、その彼女の自然体から生み出される笑顔はエンジェル・スマイル

   とまで言われ、日本中の男性の視線を釘付けてはなさない、ということです。

   まあ、私的にはメガトン・スマイルのほうがいいなあ〜と思うんですけどねえ。

 

子○「へえ、すごいですねえ。」

 

那○「あっ、ここで受賞者へのインタビューなどがあるようですよ〜。」

 

内山「今回は、こんなに素敵な賞をいただけたことをうれしく思っています。

   本当に、ありがとうございます。

   これは周りのみんなが支えてくれたからこそとれた賞だとおもっています。

   まだまだ、これが最初の一歩だと思いますのでこの賞に恥じないような、

   凄い女優になりたいと思います。」

 

 

 

彼女は思っていた。心のなかで。こう、思っていた。

 

まあ、私がこれまでこれだけの笑顔をふりまいて、映画もCMも

広告も全部頑張ってきたんだから、当然といえば当然よね。

それにしてもこの笑顔があったからこそここまでこれたのよね。

なんたってエンジェル・スマイルだもんね。声○さん達の前フリ

予定外に長びいちゃったけど、それでも負けないくらいよね。

ああ、今日は今までのなかでもとびっきりの笑顔をしなくちゃ。

 

しかし、彼女の笑顔にはちょっとした、秘密があったのだ。

 

 

 

司会に転じた水木「それでは最後に、榎奈さんにもう一度とびっきりの笑顔を

         見せてもらいましょう。」

 

  

 

とびっきりの笑顔、とびっきりの笑顔・・・

 

 

 

司会に転じた水木「それでは榎奈さん・・・・・・。」

 

 

 

最高の笑顔、今まで誰にも見せたことのない、最高の・・・最高の・・・・・

 

 

 

司会に転じた水木「どうぞっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!」

 

内山「プッ! キャハハハハハハハハ  ハァ ハァ

   ヒ〜ヒ〜 アハハハハ、アハ、アハ、 ハァ ハァ ハァ ハァ

   ヒ〜ヒッヒッヒッヒ ゲファッ! ゲファッゲファッッッッ!

   フフフフフ ハハ ハ〜ハッハッハッハッハッハ!!!!」

 

 

 

最高・・・最高の・・・・・・ 漫才コントだったわ! あれはっ!

あの誰にも真似できないくらいのナイスタイミングの突っ込みっっ!

凄いツボにはまるあのボケ! しかも突っ込まれたときのあのなんとも

いえない表情っ! ああ、眼福! まさに至福の時だったわ。

何をとっても最高っっっっ! イッツ マイ ベストッ!

あれを超すコントはまだ見たことがないわっ!

 

 

 

司会に転じた水木「(小声で)おいっ! 画面切り替えろっっ! 

         とりあえずCMでもながしとけっっっっ!」

 

スタッフ・○野「キイッッーーーーーーーーーーーーー!」

 

ナレーター・金○「縮んで、伸びる。 縮んで、伸びる。

         伸びる前には縮むもの。

         縮みっぱなしの日本へ・・・・・・・・・・・。」

 

子○「え〜、ここで放送は会場からスタジオにかえってきています。

   いやあ、内山さんですか。今後も楽しみですねえ?」 

 

宮○「ねえ、今、爆笑してるように見えたんだけど? 私の気のせい?」

 

子○「シイィッッッッッット!! だめ! 気にしちゃ。 ダ・メ!!」

 

宮○「でも、今たしかに噴き出してましたよ? しかも、’プッ’って。」

 

子○「(完全無視)いや〜みなさん今年のエンジェルビューティー賞

   受賞式、楽しんでいただけたでしょうか。私たちも、また来年の

   受賞式を楽しみにしつつ、今年のエンジェルに選ばれた内山さんの

   今後に期待を抱きつつ、スタジオからはお別れをしたいと思います。

   それでは。さようなら〜。」

 

宮○「ほらっ! やっぱり絶対わらっ・・・・。」

 

ゴスッッッッ!

 

子○「ほほほほ さよ〜なら〜子猫ちゃんたち〜。」

 

宮○「でもっっ! 絶対わらっ・・。」

 

ボコッ! ゴスッッ!

 

ザーーーーザーーーーーザーーーーザーーーーー

 

 

 

 

ここで解説しなければなるまいっ!! 

そうっ彼女のエンジェル・スマイルとはっ!!! 

まさに思い出し笑いの事であったのだっっっ!

つまり彼女は今まで事ある事に自分のなかのベスト’お笑い’を

思い起こしっ! そしてあのスマイルを造りだしていたのである!

つまりっ! 例示するとっっっっっっ!

 

インタビュアー「内山さん、今回、主役の座を射止めたことについて 

        今のお気持や、意気込みなどを聞かせていただけますか?」

 

内山「(少し微笑みながら)今回の主人公は私と違って、とても繊細で

   傷つきやすいところを持っていて・・・・うんぬんかんぬん・・・・。」

 

ああ、そういえばこの前ネットで見つけたあの画像、傑作だったわ。

 

インタビュアー「それで、共演のお相手役はあの人気役者さんということですが、

        そのことについて、なにか少し。」

 

内山「(微笑みがさらに増す)ええ、一度一緒にお仕事ができたらいいなあ

   と思っていたので単純にうれしいです。

   普段の生活面でも・・・・・・・・うんぬんかんぬん・・・・・・・。」

 

そうそう、この前見たゴルゴ○本の新ギャグも最高! こう、フンッ! フンッッ!

ってがんばってるところがまた笑いを誘うのよね。

 

インタビュアー「それでは、最後にファンの皆様方になにか一言おねがいします。」

 

内山「(エンジェルスマイルで)一生懸命がんばりますので、どうぞ

   応援よろしくお願いします。」

 

ああ、それにしてもあのパーシー鈴○にはまいったわ。あの肉体の曲線美!

だれかがボディビルダーは肉体彫刻家だっていってたけどあれは本当ね。

もうボンッ! ボンッッ! キュッ! シュッ! ツルッ ピカッ!

ムキムキムキムキムキムキ ムキムキッッ! だもんね。 サイコー

 

インタビュアー「本日は、どうもありがとうございました。」

 

 

なんてことになるのである。つまり、エンジェルスマイルとは

ゲラの笑いでも微笑んでいるようにしかみえない彼女の特異体質

が産みだしたエンジェルでもなんでもない代物だったのだっっ!

つまり今回のハプニングはあまりにも強烈な笑いをイメージ

しすぎたためにエンジェルスマイルが本当にただのゲラ笑いと化し

起こってしまった悲劇なのである。

 

さて、しかしCMが終わる頃には彼女のなかの笑いも鎮静化し、

いつものエンジェルスマイルに戻っていたとか。

しかし、それ以来うまく微笑めなくなってしまった彼女はそのあと、

お笑い芸人路線に変更し、いまでも元気にブラウン管のなかで

ゲラっているそうである。

それゆえ、彼女がエンジェルスマイルが映っていた頃の映像は

プレミアがつき、マニアの中で超高額で取り引きされているそうである。

 

 

那○「え〜なんだか分からないうちにスタジオからの放送が

   切れてしまったようです・・・・・・たいへん申しわけありません。

   いえ、私だってけっして出番が少なかったから出てきたわけじゃないんですよ

   やはり、最後は締めなければいけませんので。

   それでは、このあたりで受賞式会場内からの中継を終わらせていただきたいと

   思います。担当は、那○めぐみでお送り・・・・。」

 

水木「マ・ジ・ン・ガーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!」

 

那○「ああっ、ちょっと兄貴っ!」

 

水木「ゼエェェッット!!!」

 

那○「最後の私の出番までとらないでくださいよ〜!!」

 

水木「ゼエェェェェッッッッット!!!」

 

那○「ちょっと〜〜〜!!」

 

水木「ゼエェェェェェェェェッッッッッッッッット!!!!」

 

那○「ああ、もうっ! 那○めぐみがお送りいたしましたっ! 

   それではまた来年っ! さよ〜なら〜〜〜!!!」

 

水木「ゼエエェェェェェェェェェェェェッッッッッッッッッッッッット!!!!」

 

那○「もうっ! 兄貴ぃ〜〜〜〜!」

 

水木「ゼエエェェェェェェェェェェェェェェェェッッッッ・・・・・・・・・・。」

 

 

ブチッ

 

ザーーーーザーーーーーザーーーーザーーーーー

 

 

 

------------エンジェル・スマイル 終わり。