スーパーロボット大戦∞IE 第一話「旗揚げ」

 

 時は新西暦179年1月1日。

この日、宇宙全体を巻き込む戦いの発端が始まろうとしていた。

 

 場所は、地球から最も遠くに位置するコロニー群、サイド3。

ここに住む者たちが何を考えていようか、地球連邦政府は知る由もなかった。

「今こそが、我々ミオン国民が立ち上がるべき時である! 今ここに我々はミオン公国を名乗り、

地球連邦を武力の下に下し、粛清することを、ここに誓うものとする」

 いま、舞台に立って力説しているのは、ミオン公国総帥・ミオン=ゾルダークの側近、住井護である。

 その姿を、舞台裏からじっと眺めている一人の少女がいた。

彼女の名は、ミオン=コウヅキ。ミオン=ゾルダークの一人娘である。

ちなみに彼女は日本人で、本名を上月澪という。

 彼女は、生まれつき口をきくことができないというハンディキャップを背負っている。

しかし、その分他者よりも感受性が強く、表情も豊かであり、健気な一面もある。

 その彼女が神妙な表情で演説をする住井を眺めているのだ。

「どうしたんだ、澪」

 澪の父、ミオン=ゾルダークその人である。

相当の切れ者で、ミオン公国の総帥にして、天文学・ロボット工学の権威でもある。

『お父さん……』

 話すことのできない澪は、いつも持ち歩いている大きなスケッチブックに文字を書き、

それを意思伝達の手段としている。

「これから始まる戦争、澪には怖いか」

 ミオンは澪の頭を撫でながらいった。

 こくっ。

 澪が素直に頷く。

本当のところ、澪には地球にいる友達のことが心配なのだ。

『地球の先輩やみんなは?』

 澪は率直に友達の安否を訊いてみた。

「ふむ、何も私は侵略や殺戮戦争をしようというわけではない。澪の友達のことは十分考慮に

入れておくつもりだ」

 それを聞くと、澪はやっと安心したような表情になった。

『ありがとうなの』

「しかし、この戦いの非は連邦にあるのだ。7年前、テスラ研の我が恩師、ビアン博士の唱えた異星人

襲来説。学会でこの説を発表した博士は、混乱を招かぬようにと、連邦の輩に暗殺された。

だが、それは表向きの理由に過ぎぬ。連邦の上層部の連中は、その説により、地球圏の主権が

ビアン博士に移ってしまうことを恐れたのだ。ビアン博士は生前、私に後は頼むとおっしゃっていた。

おそらくは、暗殺されることも予期しておられたのだろう。だから私は、今こそ博士の遺志を継ぎ、

ゾルダークの名を賜り、旗をあげたのだ。今、人類は来る異星人に対し、一枚岩にならなければならない。

そのための、正義の戦いなのだ」

「……」

 澪は何も言わなかった。言いたくても言えはしないが。

「総帥、演説が終わりました!」

 さっきまで力説をしていた住井が戻ってきた。

「うむ。君は本当によくやってくれている。私などのために……」

 住井はもともと地球に住んでいたのだが、例のビアン暗殺事件を怪しく思い、

独自で真相を調査し、今ではミオンの忠実な部下として、ミオン公国のために尽力している。

「いえ、それよりも、例の作戦まで、あまり時間がありませんが」

「心配せずとも、すでに作戦は始まっておる。君は自室でゆっくりと休みたまえ。

君は軍人でもなんでもなければ、ただの青年なのだからな」

(だが、これほど頼りにできる青年はそうはいまい)

 ミオンは内心でそう思った。ミオンは側近の住井に絶大な信頼感を抱いているのである。

「心得ております」

『心得てるの』

 横で会話を聞いていた澪が、住井の真似をして、口、もとい、スケッチブックをはさむ。

「? 総長、この子は……?」

「私の娘でな、澪という。仲良くしてやってくれ」

「澪……か。いい名前だ。よろしくな」

 最初、演説を聞いているときは、澪には住井は攻撃的で怖い人間だというイメージがあったが、

こうして実際に話し掛けられると本質的にはいい人なのだとなんとなく感じて取れた。

 そして澪はスケッチブックを開く。

『よろしくなの』

 

              地球圏 大気圏付近

「おい、見たか? 今のニュース」

「見たけど、あれって本気なのか? どっかの放送局の企画とかでなく……」

「さぁ……。けど、本気だったらヤバくないか?」

 ここは航宙戦艦「リーベ=デルタ」。

この中では、地球の士官学校の卒業資格を取るための最終試験として生徒およそ400名と、

それを指導する教官が十数名搭乗している。

 卒業試験の内容は、1ヶ月間、生徒たちだけで艦を動かすこと。

地球を出発し、火星をぐるりとまわり、また地球に戻ってくる間、生徒たちは各々が

学校で志願していた部署につき、それぞれの役割を果たすといった内容。

各部署には、1人以上の教官がつき、その教官に認められた者のみが卒業資格を得ることができる。

 しかし、彼らはまだ地球を出発してからまだ3日目であり、やっとそれぞれの部署の仕事に

慣れてきたところであった。

 

ガコン

 

 艦内自販機でジュースを買う青年がいた。彼の名は、折原浩平(オリハラコウヘイ)。

戦闘機パイロット志願の17歳。彼は時々変な夢を見ることで悩んでいる。

しかし夢の中で見る映像は、何の説明もしようがなく、なかなか他人にも相談しにくいのである。

 今も夢で気分が悪くなり、艦内を散歩しているところであった。

「お、折原じゃないか」

 廊下の置くから浩平に向かって歩いてくる浩平と同じくらいの背丈の男がいる。

「なんだ、城島か……。どうした、俺たちはまだだろ? 実習」

 この青年は、城島司(ジョウジマツカサ)。浩平と同じく、戦闘機パイロット志願の17歳である。

どちらかというとおとなしめの(見た目は)浩平に比べて、司は爽やかで人当たりの良い性格をしている。

「いや、そうだけどさ。そんなこといってる場合じゃないよ。さっきの放送、折原も見ただろ?」

「ミオン公国……とかいうやつか?」

「そう。どうもあれは本気でやっているらしい。もたもたしてると取り返しのつかないことになる!」

「そうはいってもな、城島。俺たちが動いて何になる。指示が出るまでは待機してれば……」

「その指示が出ているんだ」

「!」

 浩平の目つきが変わった。

「南条先生が僕と折原を呼んでいるんだ」

 南条、の名を聞いて、折原の顔の緊張の糸がまた切れた。

「なんだ、そういうことか。んじゃ、行こうか」

 二人は走って南条のもとへと向かった。

 

「みんなに集まってもらったのは他でもないわ」

 何条は、戦闘機パイロット専門の教官である。本名は、南条小枝子(ナンジョウサエコ)。

懇切丁寧な指導で生徒の間の人気も高い教官である。

 実は、司は南条のことが好きなのである。

浩平に言わせれば、司はわかり安すぎるのである。

司の南条に対する態度と他の女性に対する態度が明らかに違うのだ。

あからさまもいいところに他の女性には異性として意識していないのだ。

見ている浩平にとっては、おもしろい限りである。

「さっきの宣戦布告の放送はみんな聞いたわね。すでにこの艦は航行を中止し、

 現在、地球に戻る準備をツヴァイにさせています。」

 ツヴァイとは、リーベ=デルタ内の生徒約400人中の成績上位10名を選出し、

リーベ=デルタの直接の運航にあてられているメンバーのことである。

「チッ、またツヴァイのお仕事かよ」

 浩平はエリート主義的なこの体制に不満を持っている。

「ですが、万が一、敵方が迅速に攻めてきた場合は、我々は士官学校所属艦として、

 この艦を楯にしてでも地球を守らなければなりません」

 司がごくりと唾を飲み込む。

浩平は南条の話を冷静に聞いていた。ツヴァイに任せていられない、そんなある意味ライバル心を

燃やしていた。

「そこで、みんなに伝えておくべきことがあります」

 まさか別れの言葉でも言い出すのかと、司は不安になった。

だが、南条の口から出た言葉は、司の不安とは違う内容のものだった。

「この戦艦・リーベ=デルタには、汎用人型兵器が搭載してあります」

「えっ……?」

「人型……?」

 初めて聞く言葉に、戸惑う一同。

しかしそれに構うことなく、南条は説明を続ける。

「人型兵器っていうのは、簡単に言うと、人のカタチをしたロボットのことよ。

 この艦にはそのロボットが何機か搭載されているわ」

「で、それでどうするの?」

 浩平はあくまでも冷静に聞く。内心で焦ってはいるのだが、人に自分の弱さを知られるのが嫌いなのだ。

「敵も似たような人型を持っています。おそらくもうすぐそれをこちらへ仕向けてきます。

 そのときが来たら、あなたたちにはそれで出撃してもらいます。

 大丈夫、ちゃんと人数分は数あるわよ」

「で、でも南条先生、そんなロボットの操縦方法なんてわからないですよ」

 司がやっとのことで落ち着いていう。

「その点も大丈夫。パイロット適性訓練の際にプレイしてもらったアクションゲーム『ヴァイタル・

 ガーダー』と操作方法は同じだから」

「さっすが南条先生……」

 司がよくわからない感心をする。

 そのとき、艦内をサイレンが響き渡った。

「……来たみたいね」

 南条はそういうと、格納庫を開けた。

「前にたくさん並んでいるのがジムっていうの。あの奥に見えるのがガンダム。あれは地球に

 届けなきゃならないから、とりあえずみんなはジムに乗って出撃してちょうだい」

 南条がパイロット志願者10名に出撃を促す。

しかし、誰も動こうとはしなかった。

中には、足が震えて動けないものもいた。

「俺は行く」

 真っ先に浩平が格納庫に入っていった。

「城島も行くよな?」

 振り返らずにいう。

「あ、あぁ。……行ってきます、南条先生」

 なんとか恐怖を押し切って歩き出す司。

「ちょ、ちょっと待ちなさい。あなたたち、二人だけでどうにかなると思ってるの?

 さ、早く残りの人も!」

「放っとけよ! そいつらはみんな腰抜けなんだ」

 いってコックピットに乗り込む浩平。

「大丈夫ですよ、先生。僕たちは、今日のために訓練を受けてきたんですから」

 笑ってコックピットに乗り込む司。

 乗り込むと二人は、『ヴァイタル・ガーダー』でやったように通信回線を開いた。

「行くぜ、城島!」

「あぁ、頑張ろう、折原」

「死ぬんじゃねぇぞ。南条先生が見てんだからな」

「無論、そのつもりだよ」

「よし、そいじゃぁ……」

「ちょっとまったああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 二人の会話を遮って轟音が鳴り響いた。

一人の少女がものすごいスピードで格納庫に駆け込んでくる。

「あ、あなたは、ツヴァイの七瀬さん! 何をする気?」

 南条が少女を止めようとする。だが少女は南条の脇を抜け、格納庫の奥へと走っていった。

彼女の名は、七瀬留美(ナナセルミ)。成績優秀でツヴァイとして艦を操縦している。

ものすごく一直線な性格で、一言で言い表すとしたら、熱血か。

だが、本人としては乙女として過ごしたいらしい。

 すでに七瀬はガンダムのコックピットを開いていた。

「ちょっと七瀬さん? どういうつもり?」

「あたしたちツヴァイをなめないでよね。ジムがたったの2機で奴らの戦力が倒せると思ってんの!?

 敵の戦力は人型12機!!このガンダムならなんとか撃退可能だわ!」

「ど、どうしてそんなことが……」

「南条先生、あなたがこの格納庫を開けた瞬間からあたしたちツヴァイはずぅっと中の人型を

 解析していました。この艦、いたるところにセンサーがついているので、思ったより早く

 解析作業は終わったわ。解析結果、それでは敗北。勝つには、ガンダムの使用しか道はないわ」

「……ま、まさかツヴァイの実力がこれほどとはね」

 南条は少し苦笑気味に感心している。

「でも、あなた、人型の操縦なんてできるの?」

 七瀬は南条のほうを向いて握り拳を見せた。

「なめないでよね。七瀬なのよ、あたし!」

 そのままコックピットを閉じる。

操縦系にざっと目を通す七瀬。

「とはいったものの、ガンダム1機だけじゃやっぱちょいキツイか〜。

 よし、そこのジム2機! 援護は頼んだわよ!!」

「え、え?」

「慌てるな、城島。要はアイツの後方にまわって手伝えばいいんだろ?」

「わかってんじゃん」

「うわっ」

 急に七瀬からの通信が入ってびっくりする浩平。

「それじゃ、いくわよ。ガンダムッ、出撃!!」

 凄まじい轟音をあげながら、ガンダムは宇宙空間へと飛び立ってゆく。

「俺たちもいくぞ。ジム、折原浩平、出る!」

「同じく、ジム、城島司、いきます!」

 2機のジムが同時に飛び立った。

その3機の姿を南条は複雑な面持ちで見送っていた。

「3人とも、無事でいて……」

 

「ジム1号はあたしの右に。2号は左について!」

「どっちが1号だ!」

 浩平が怒っていう。

「アンタのほうよ!」

「俺はアンタじゃない。折原浩平という名がある」

「うっさいわね、折原。あたしの右につけっていってんのよ!」

「なんでおまえの命令なんか聞かなきゃいけないんだよ」

「あたしはおまえじゃない。七瀬留美よ」

「くッ……。了解した、七瀬」

「くすくす……」

 一人、笑っている司がいた。

「どうした、城島?」

「いや、二人、仲いいなって思ってさ」

「なっ!」

「ちょっと2号! 変なこといってると撃つわよ!」

「はいはい、漫才はここまで。敵さんのお出ましだよ」

 司が戦闘開始の合図をすると、目の前には緑色をした人型が多数散らばっていた。

「敵は全部で12。いい? 速攻でいくわよ!」

「いわれずもな!」

 七瀬のガンダムを戦闘に、敵陣に突っ込んでいく3人。

「解析終了! 敵はヒートホークを主装備とし、マシンガンとバズーカも持っている。

 みんな、気をつけて!」

 しばらく黙って敵の解析をしていた司が解析結果を報告する。

「2号、結構早いわね。ツヴァイに来る?」

「そんな場合じゃないってば!」

 言うが早いか、1機の敵がヒートホークを振りかぶり、襲い掛かってきた。

「甘いわ!」

 七瀬はヒートホークをビームサーベルで斬り払い、そのままその人型をサーベルで斬り込んだ。

七瀬が離れると、その人型は爆音と共に宇宙の藻屑となった。

「まずは1機ね」

「やるな、おまえ」

「だから七瀬だってば!」

「気をつけて!」

 ガンダムを後ろから斬りつけようとしていた敵を、司のジムのビームライフルが貫いた。

「やるぅ〜、2号!」

「まだまだくるぞ! 気を抜くな!!」

「折原、アンタまだ1機も落としてないよ〜」

「っるせぇ!」

 なんだかんだ言いながらも3人のコンビネーションは良く、

半分近くの敵を無傷のうちに撃退できた。

「なんだ、結構楽勝だな」

「折原、油断は禁物だ。あの、1機だけ赤い奴、異様にスピードがある」

「赤いの……?」

 浩平が赤い人型を探そうとした瞬間、浩平のジムの背中に影が現れた。

「!? いつの間に?」

 司のビームも間に合わない。

ブウゥゥゥゥゥン

 陰の放ったヒートホークの一撃はガンダムのビームサーベルに受け止められていた。

ガンダムがジム1号の背中を守る形で割り込んでいた。

「く、こいつ、なんてパワーなの……」

 さしもの七瀬も苦戦を強いられそうである。

それもそのはず、その敵は赤い奴だったのである。

「フ、連邦も我々のモビルスーツ・ザクに対抗しうるモビルスーツを開発していたか」

 回線を開きっぱなしにしていたので、敵のパイロットの声が3人に聞こえた。

「何? この声、もしや、住井か?」

「貴様……折原なのか?」

 ミオン軍の赤いモビルスーツに乗っているのは住井だった。

浩平と住井は中学時代の同級生なのである。

「住井、なんでお前がミオンに!」

「さぁな! 俺はやりたいことをしてるだけだぜ!」

 そういって、至近距離からのマシンガンを放つ。

「くッ……」

 避けきれずジム1号はくらってしまった。

「させるかっ!」

 浩平を助けようと、司がビームを放つ。

「あたらんっ!」

 余裕でかわされてしまう。

「は、速い……」

「あたしを忘れないでよね!」

 七瀬のガンダムが住井のザクに突っ込んでいく。

ブウゥゥゥゥゥン

 またしてもビームサーベルとヒートホークがぶつかり合う。

「これで終わると思わないでよね」

 七瀬はその体勢のまま、ガンダムの頭部からバルカンを発射した。

「何ッ!?」

 流石の住井もこれは避けられず、もろにくらってしまう。

いったん、住井のザクは下がった。

「く、折原はそうでもないが、あの白い奴はなかなかやる! 今日のところは退くか……」

 そういうと、あっさりとザク部隊の残りを連れて去っていった。

「あ、逃げた! ちょっと待ちなさいよぉ!」

「とりあえず、リーベ=デルタは守れた。帰投しよう」

 憤慨する七瀬と、安心する司。

そして……

「住井、お前は……」

 呆然と赤いザクを見送る浩平の姿が、そこにはあった。

 

                                                  <第一話 終>

 

 

<あとがき>

 

 ふぃ〜、やっと一話だけ書き終えることができました。

今、振り返ると、書き始める前の紙の隅などに書いておいた構想とは大分違う方向へ

物語が歩き始めています。最初からこんなんでいいのでしょうか(笑)。

 

 文章があまりにも雑で、おそらくわかりにくいと思われますので、

主な登場キャラクターの解説をしておきます。

(この先の展開については、筆者にもわからないので、予想で書いております)

☆ミオン=ゾルダーク(オリジナル)

 勝手に作ってしまいました、澪のお父さんです。

筆者のイメージでは、渋めのおじ様で声は低めです。

果たしてヴァルシオンに乗るのはこの人なのでしょうか?(笑)

☆上月澪(ONE〜輝く季節へ〜)

 このキャラはほぼ原作のイメージそのままに使わせてもらっています。

いきなりミオン総統の娘という位置付けですが、彼女は動かしやすいキャラにしようと(最初は)

思っていました。ですが、一年戦争編中はなかなかに動かしにくいキャラになりそうですね。

ガンダムデスサイズ搭乗候補者です。

 喋れないというハンディを苦にもせずに生きている彼女をうまく表現できるかどうかは

私の技量にかかっています(笑)。

☆住井護(ONE〜輝く季節へ〜)

 シャア=アズナブルですね、もろに(笑)。彼は、原作のイメージに大分私自身の

解釈がが付加されたキャラです。というか、原作のイメージがまったく活かされていないような……。

まぁ、シリアスな役回りですから、そのうちにギャグ担当もまわってくるのではないでしょうか。

浩平に「好きなことをやっている」といってますが、彼には彼なりの考えがあるのでしょう、きっと。

☆折原浩平(ONE〜輝く季節へ〜)

 住井と同じく、原作のギャグのノリがまったく活かされていませんね。

かなりシリアスタッチなキャラになっています。

住井とは中学時代に同級生なのですから、そのあと何かあったんでしょうか?

それはまぁ、追々……。

 というか、弱すぎでしょう。最初、あまり強いキャラにはしないと決めたのですが、

少しくらいは活躍の場を与えたほうがよかったでしょうか。

一応はONEの主人公ですしね(笑)。

☆城島司(小説ONE〜輝く季節へ〜)

 あぁ、出してしまいましたァ。小説版で名前しか出てこなかったのにもかかわらずッ!

性格は温厚な青年といった感じでイメージを出しました。

というか、私の司クンに対するイメージそのものです。

彼はONEのあるキャラに深く関わってくる重要キャラですので、今後の動きには

特に注意しておく必要がありますね。

☆南条小枝子(小説ONE〜輝く季節へ〜)

 この人も完全にイメージだけでキャラを作りました。

今のところは、普通の教官ですが、第一話の彼女の台詞をよ〜く読んでみると、

いくつか疑問点が浮かぶはずです。

 そう、彼女は謎の人なのです(笑)。

城島、それに関わるキャラに深く関わることになります。

さぁ、うまく書ききれるだろうか……。

☆七瀬留美(ONE〜輝く季節へ〜)

 原作のイメージに、もうちょっと知的なイメージを付加しています。

まぁ、乙女を目指すのは次回以降ということで(笑)。

今回登場したキャラの中では、住井の次に並ぶ能力といったところですね。